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2012.08.20 感想

では最近読んだものの感想をば


少女七竈と七人の可愛そうな大人少女七竈と七人の可愛そうな大人
(2006/07)
桜庭 一樹

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私は桜庭一樹は私の男しか読んだことがなかったのですが
こちらもよいですよとおすすめ頂いて読んでみました!

私の男の重くて鬱になりそうなどろっとした読後感とは反して
とても爽やかで、でもちょっと切ないさらっとした感じがすごくよかったです!

七竈の堅いのに可愛いとことかがすごく愛らしかった
ラストは寂しかったけど、これが一番いい終わり方だな~と私は思いますです…
ドロドロなエンディングも好きなんですけど、私自身は読者として見たら
どこか寂しくて、でも真っ当な終わり方が一番好きなので…
離れててもそれが幸せに繋がることってあると思うんだよ…?
こういう考えになったのは紛れもなく自分が年をとったからである

近親相姦もの、というカテゴリーに入れるにはちょっと違うかな
それだけがメインじゃないというか…
むしろ私は母娘のことがメインのようにも感じました
それは母親が好きだった人と一回だけ寝たって話がすごく印象に残ったからだと思う

あの話を読んで、セックスの無常感というか…
引きずった愛情ってむなしいんだなってしみじみ感じたよ…
どんなに好きな人とでも、好きじゃない人とでも行う行為は同じ
穴に棒入れて何度か動かすだけ
本当に欲しかった時に肉体関係をもったら
その意味も違ったものになったかもしれないのに
後になって同じことしても虚しさが残る
うーん…女って業が深いなあ…ってまた感じました
このひとの書いたものを読むといつもそれを感じる おそろしい

あとわんこの話がとてもとてもよかった…わんこ可愛いよわんこ大好きだよ




自分は最近はあまり近親相姦ものを読んでないのですが、
昔(5年前くらい?)必死でそれ関連のものを漁って読んだことがありまして、
その頃見つけて大好きになったのが恋風とかなんですが
それ以外でここで感想書いたことないやつで、
今でも思い出してはううむよかったなぁあれ…ってなるのは
図子慧の桃色珊瑚ですねぇ…これ調べたら20年くらい前のやつだったわ
あの初セックスシーンは何度も脳内で映像化しましたねすごくすごく好きなシーンです
まるで廃墟の中のような、真夏の暑苦しい車中での初体験ってすごく…いいと思います
ああ漫画化したいです
いつか似たシーンを描いてしまうかもしれませんその時はすみません


近親相姦ものでいいものあったら教えてください^^

最近では池谷理香子のシックスハーフを読もうか迷ってますが
完結したら一気に読もうと思ってます
2012.06.08 金字塔 あとメルフォレス 

もう一度近親相姦を好きになった頃の初心に帰ろうってことで
自分の最も素晴らしいと思う近親相姦作品をしみじみと読み返してました


恋風 (5) (イブニングKC)恋風 (5) (イブニングKC)
(2004/12/21)
吉田 基已

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私の男 (文春文庫)私の男 (文春文庫)
(2010/04/09)
桜庭 一樹

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私が一番心を持ってかれて、
あああこんなの描きたいのぉおおおおってなる作品が上のふたつです


恋風は、前もどっかで書いたと思うんだけど
フルーツタルトの教科書にしている作品です
意識的に似せてるセリフとかシチュとかあります
読んだ方なら分かると思うんですけど、
海にデート行くとかわざと似せて描いてますへへへ
お兄ちゃんがひたすら悩んでるのを見て
自分も兄が悩むのを描きたくなってフルーツタルト描き始めたんでした

恋風はハッピーエンドになる近親相姦もので一番だと思います
あの終わり方には色々意見あるかと思うんですが
私にはもう最高のハッピーエンドにしか見えなくてですね、
こうやって日常の中に溶け込んで幸せそうに終わっていくなんて
何て最高なんだろうとすごく感動したのを覚えています

惹かれあう→葛藤する→間違いを起こしそうになる
→お兄ちゃんが家を出るとかで離脱する→忘れられない
→再会→やっぱり好き→葛藤→性交→ハッピーエンド

これが兄妹もののテンプレだと思うんですが、
そういう意味でも王道で素晴らしき指導書のような作品だと思います
夫婦のように、穏やかに寄り添い合う近親相姦っていうのも素敵だよね…
真っ当な精神の兄妹が近親相姦したらこんな感じなのだろう
理想形だよほんと まさにファンタジーだよ



それに反して、
破滅に向かうような苦しくて死にそうな近親相姦ものって言ったら
私の男だなあって思います

最初読んだ時は、娘がけっこうヤンデレで
当時の私にはちょっとキツイぜってなったんですが
(昔の私は女子を必要以上に崇拝する癖があり、美しく清らかな女子が好きだった)
今読み返したらもうほんっと…ほんっと最高だなって思ったんでした

自分が与えられなかったものを娘にひたすら求め続ける父親と
そんな父親の歪んだ愛され方しか知らなかった娘が
グダグダになりながら堕ちてくのがもうほんと…人間の業を思い知らされるわな…
読むとすごい鬱になるんだけど、同時にそれがすごく気持ちよくてうっとりする

親父の性的虐待が容赦ないとことか
ガチ血縁のある父娘であるとことか
(私は半分血がつながってるとかだとけっこう萎えるんで、ガチ血縁じゃないと射精出来ない)
もう好きな要素たっくさんあるんですけど
一番好きなところは兎にも角にもエンディングです

この作品のおかげで、近親相姦もののエンディングは全部
別の男と結婚・別離エンドが最高なんじゃないかなって思うようになりました
娘なり姉なり妹なり、何度も抱いて何度も愛してるって言った女が
自分が永遠に出来ない方法で幸せになるのをただ傍で見守る、
そういう終わり方ってさぁもうさぁ泣けるじゃん…
もう泣けて泣けて切なくて最高だな!って思うんですよ…

結婚式の控え式で人目気にせず抱きしめて
「忘れるなよ」「おとうさん、当たり前じゃない…」ってとこが最高に好きでしてね
ふたりでこのまま一緒にいても人生詰んでるし
自分が出来ることといったら娘を普通に幸せにすることだけで
でもそれを簡単に許せる心境でもなくて
何であのとき自分は娘にやっちゃいけないことやってしまったんだろうとか
じゃあ自分たちのこの15年間は何だったのかとか
なんかもうそういう親父の気持ちを考えると吐きそうなくらい悶えますあああ


最近はあまり近親相姦ものの発掘をしてないので
最近出たものでもっといいものがあるのかもしれないけど
自分にとっての最高の作品はこのふたつです

近親相姦描き始めるきっかけになった作品は別にあって
それは小野塚カホリのNICOSAYSなんですけど、その辺はまた今度書こう

結局私は、幸せ近親相姦と破滅型近親相姦のどっちも大好きで
これからもこのどっちかを描き続けるんだろうなって思いました
フルーツタルト描き終わったら破滅型近親相姦描く!あー楽しみ!



こんな下にすみません、メルフォレスです